花と音色と虹と

ラルクの音楽的な魅力を考えるブログ。

NEO UNIVERSEを考える② 〜視覚と共感覚から迫る、楽曲の”色”〜

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こんばんは。正月三が日もあっという間に終わっちゃいましたね。

ちなみに私は新年早々風邪を引きました。 誰か鼻水の止め方教えてください切実に。

 

さて、年明け1発目にNEO UNIVERSEの”未来感”についての記事を書きました。

読んでくださった方、本当にありがとうございます。

今回はネオユニ2記事目ということで、1記事目よりもう少し感覚的な部分について掘り下げていきたいと思っています。

 

ということで、2記事目のテーマはこちら!

NEO UNIVERSEを色に例えるなら何色か?」

 

あなたはこの曲をイメージしたときに、何色を思い浮かべるでしょうか?

MVや歌詞、ライブ演出、メンバーの衣装などから2〜3色ほど浮かんでくる人もいるかもしれません。

もちろん感覚的なものなので、「この色が正解!」とかはありません。

しかし、曲のどこを重視するかによって、浮かぶ色もある程度パターン化できるのではないかと思ったりもします。

 

そこで今回は、①MVやライブなどによる「視覚」から得られる色②「共感覚」をもとにした色イメージの2点からまとめていきます。

 

《目次》

  

①MVやライブなどによく使われている「視覚」的な色

 

「この曲って何色だと思う?」と訊かれたときにまず思い浮かべるのは、映像や演出などの視覚的な色だと思います。

”視覚的な〜”と言っても、イメージした映像によって浮かぶ色はさまざまです。

ここでは私の中で浮かんだ色を、印象に残っているシーンとともに紹介します。

 

・MVでメンバーがくつろぐバーの内装は「白」

 

ネオユニのMVでも印象的なのが、近未来的なバーでメンバーが大胆にくつろぐシーン。

バーの内装を思い浮かべると白でホワイトで真っ白。驚きの白さです。

だからこそメンバーの姿やカクテルの色も映えるのかもしれません。

 

・MVやライブ映像に出てくる「銀色」のメタリックな建造物

 

ネオユニの歌詞は「25世紀の世界」がテーマになっていますが、映像部分でも”25世紀感”の溢れる未来的でメタリックな建物が映し出さています。

どこまでも無機質で、磨き上げられた金属のような輝きを放つ建造物たち。

銀色の建造物は、この曲の”未来感”を映像面で大きく支えているような気がします。

 

・ライブの衣装の中でも印象的なのは「白」

 

ネオユニ初披露となったライブ、RESET>>LIVE*000』では全身白スーツをまとったhydeさんが印象的でした。

全身白で頭オールバックってもはや天使なのかヤンキーなのか・・・好き!

他にもREALの白いモコモコ衣装や25周年の全身白+女優帽など、ネオユニ演奏時に白い衣装を着ているシーンが私の中で強く印象に残っています。

25周年でhydeさんとtetsuyaさんが揃って白い衣装を身につけて出てきたとき、2人とも眩しくて直視できませんでした。(むしろ空飛ぶ車をガン見してた)

 

・ライブで使われる照明は圧倒的に「青」が多い

 

ネオユニのライブ演出で使われる照明の色は、ほとんどが青を基調としたものです。

水色だったり若干緑の入った青だったり。空をイメージした開放感あふれる演出が多いような気がします。

ライブのセットリストを見ると転換後1曲目にネオユニを置いている公演も多いです。

青いライトで照らされたNEO UNIVERSEは、それまでのシリアスさや激しさを昇華させて”新しい世界”に導いていくようなパワーがあるように感じます。

 

②「共感覚」によって導き出された楽曲の色

 

さて、今までは視覚情報をもとに色を考えてきましたが、ここからは音と色を結びつける「共感覚」をもとにNEO UNIVERSEという曲の持つ色味をまとめていきたいと思います。

 

共感覚」は、ある刺激(情報)に触れたときに通常の感覚だけでなく複数の感覚を生じさせる知的感覚です。

「数字が色で見える」「文字に色が見える」などさまざまな種類の共感覚がありますが、ここでは「音に色が見える」感覚について触れていきます。

 

なぜここで共感覚の話に触れるかというと、私には幼い頃から「音に色が見える」感覚(色聴)があり、ネオユニを初めて聴いたときに澄んだターコイズブルーの色味を強く感じたからです。

 

そこで私が感じた音と色の関係性をまとめてみると、ある法則が浮かんできました。

 

・「ドレミファソラシド」は虹色!?

 

「ド」から「シ」までの音階(半音は含まない)は7つ、そして虹の色も7つで構成されていますよね。

音も光も波形を持っているという点から、音の周波数を光の波長に変換するという研究を行なっている専門家の方もいます。

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音をピアノの鍵盤に見立てて虹色と合わせてみました。私的にはしっくりきています。

ちなみにネオユニのキーはF#(ファとソの間)なので、ちょうど青緑ゾーンにあたります。

私がネオユニにターコイズブルーを感じたのもそこまでおかしくはないかもしれません。

 

この感覚は人によって差異があるので一概に「音は虹色!」とは言えませんが、少なくとも私の中では音階と虹色はかなり結びついているような気がします。

 

(しかし「音は虹色」って響き、だいぶラルクっぽいですよね。

この感性、大事にしていきたいです。)

 

参考:『音と色の関係性による色聴情報の視覚化について』

http://www.adada.info/2015japan/proceedings/b1-2.pdf

 

・半音下げたときに感じたライブ照明への違和感

 

先ほどから「ネオユニのキーは青緑」「ターコイズブルー」などと言っていますが、近年のライブ演奏を聴いたときには原曲キーとはまた違った色味を感じます。

半音下げたネオユニは青緑というよりナチュラルな緑に思えるのです。

 

そのため、原曲キー時に使われていた水色っぽい照明を半音下げのライブで使うと、私の中でちょっとした違和感が生じるのです。演奏は大好きなのですが・・・。

今後たぶんこの曲が元のキーで演奏される確率は低い気がするので、そのうち緑色を基調とした演出も増えないかな〜と軽く期待しています。

 

半音下げ(F)のネオユニで比較的しっくりくるライブ演出はこれかも・・・! 

20th L'Anniversary LIVE-Day2-(Blu-ray Disc)

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③感性は十人十色

 

今回はネオユニの色について考えていきましたが、これはあくまで私の主観です。

青でも白でも緑でも、ネオユニを構成している色であることは間違いありません。

共感覚については他の曲でも触れていきますし、自分の中でもっと整理して改めてまとめたいなとも思っています。

 

次回、ネオユニ3記事目!

楽器の構成やコード進行から曲の物語を考える記事を上げます。

この記事を区切りに、一旦NEO UNIVERSEから離れて他の曲に入る予定です。

今回ほどではないとは思いますがそれなりに感覚重視な内容になるので、気が向いたら読んでいただけると嬉しいです。

 

それでは、まったね〜!